オープン・ガーデン２０１３−１ 南部高原地帯レッド・カウ・ファーム編 春先も過ぎて、少し季節外れになりましたが、個人宅の庭を解放するオープン・ガーデンをご紹介します。 レッド・カウ・ファームはシドニーからおよそ２時間、首都のキャンベラからは2時間半で、サットン・フォレストののどかな田舎の村にある民家です。 オーナーは、アリさん（奥さま）とウェインさん（ご主人）です。レッド・カウ・ファームのオーナーの家はあまり大きくないように見受けましたが、なんと部屋数は２０もあるといいます。かといって、宿泊のサービスをしているわけではありません。 広さは2.5ヘクタールですから、大体７６００坪です。南部高原地帯に広がる美しい庭園の一つです。 修道院の庭、女子修道院長の庭などと名前が付けられ、珍しくて変わった品種の多年生植物が植えられています。林の地帯、古い形で作られた散水機、ブナノ木の散歩道、池、果樹園と家庭菜園を特徴とします。 レッド・カウ・ファームでは、地元の園芸店などではみつからないような、珍しい植物を育てて販売もしています。種類は多いようです。レッド・カウ・ファームの庭の風景を絵葉書にして売っています。 ここは、例年９月から翌年の５月半ばまで、年末年始を除いて、ほとんど公開しています。入場料は、大人一人８ドルです。ほかの多くの個人庭園が、土日限定で、しかも、１０月１１月にしかこうかいしないのに、ここは格別です。 トイレやカフェなどは、中にありません。「トイレありませんか？」と、聞きました。「すいません、トイレはありません。この先にあるホテルを利用するか、ブッシュ（やぶ）でしてください」というのが、オーナーの声でした。犬などのペットは禁止で、子供はちゃんと親が面倒を見るように、求められます。希望があれば、オーナーや造園師の講演を計画することもできるようです。 ご覧ください。 (2013.12.01　シドニー・ボーイ記)